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東部インドネシアダム論文発表

この度、解析技術グループ 山崎 祐介が平成21年度砂防学会にて、「バワカラエン山崩壊による土砂流出に対するビリビリダムの砂防ダムとしての効果評価」を発表いたしました。

<概要>
東部インドネシア、南スラウェシ州マカッサル市近郊のビリビリダムは多目的ダムとして建設されたが、2004年3月のバワカラエン山崩壊により生じた土砂の流入により堆砂が進み、貯砂容量を失った。現地ではダム建設が不適切であったのではないかという批判も起こっている。しかし、ビリビリダムが無ければ、崩壊後流出した土砂が下流の平坦なマカッサル市をはじめとする地域に深刻な洪水災害を引き起こしたことは十分に考えられる。

本発表では、ビリビリダムが無かった場合を想定して、ダムに堆積している土砂量を流下させ、1次元河床変動計算により河床上昇、2次元氾濫計算により氾濫領域を算出し、ビリビリダムが砂防ダムとして発揮している効果を評価した。



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